クリスマスは英語でchristmas、Xmas。フランス語やドイツ語、他の言語の「クリスマス」は?
クリスマスは英語で スペルは christmas。
「Christ(キリスト)の mass(ミサ)」に由来した言葉で、
ややくだけた略記として Xmas、X-mas とも表わします。
では他の国々では「クリスマス」「メリークリスマス」はどう言うのでしょうか?
フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、オランダ語、ノルウェー語、スウェーデン語、デンマーク語、ロシア語、ハワイ語、エスペラント語、ラテン語の「クリスマス」、「メリークリスマス」を一覧にまとめました。
国名 | クリスマス | メリークリスマス |
フランス語 | Noël (ノエル) | Joyeux Noël(ジュワイユー・ノエル) |
ドイツ語 | Weihnacht (ヴァイナハト) | Frohe Weihnacht (フローエ・ヴァイナハテン) |
イタリア語 | Natale (ナターレ) | Buon Natale (ブォン・ナターレ) |
スペイン語 | Navidad (ナビダー) | Feliz Navidad (フェリース・ナビダー) |
ポルトガル語 | Natal (ナターウ) | Feliz Natal (フェリーズ・ナターウ) |
中国語 | 聖誕 (シェンタン) | 聖誕快楽 (シャンタンクァイロー) |
オランダ語 | Kerst (ケルスト) | Prettige Kerstdagen (プレティゲ・ケルストダーゲン) |
ノルウェー語 | Jul (ユール) | God Jul (グ・ユール) |
スウェーデン語 | Jul (ユール) | God Jul (ゴー・ユール) |
デンマーク語 | Jul (ユール) | Glaedelig Jul (グレリ・ユール) |
ロシア語 | ロジェンストヴォム | ス・ロジェストヴォム |
ハワイ語 | Kalikimaka (カリキマカ) | Mele Kalikimaka (メリ・カリキマカ) |
エスペラント語 | Kristnaskon (クリストナスコン) | Gajan Kristnaskon (ガーヤン・クリストナスコン) |
ラテン語 | Natale (ナターレ) | Natale hilare (ナターレ・ヒラーレ) |
※ロシア語は文字表記できませんでした。
中国語のメリークリスマス…「聖誕快楽」って。
なんだか面白いですね。
クリスマスケーキの飾りのチョコなどに、「Joyeux Noel」(ジュワイユー・ノエル)と書かれているのは、フランス語で「メリー・クリスマス」なのですね♪
フランスでクリスマスに食べるのは薪の形のケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」。
「クリスマスの薪」という意味です。
また、英語の略式表記 Xmas と X’mas はどちらが正しいの?という問題に関して、 日本クリスマス協会による解答は、アポストロフィーのない方の
「Xmasが正解」です。
[note]日本クリスマス協会より引用~
アポストロフィ は英語の省略記号ですが、XmasのXは英単語の一部でも英語でもなく、 この文字自体で単体でキリストを意味します。 ですから、ここにアポストロフィを使うのは誤りで、ChristmasまたはXmasが 正しい書き方です。[/note]
Xmasの「X」は英語の「エックス」ではなく、ギリシャ文字のχ「カイ」。
ギリシャ語でキリストは「Χριστος」と表記され、その頭文字の「Χ(カイ)」ですが、この文字一文字だけでキリストを意味するのです。
Christmas(クリスマス)はキリストの誕生祭(キリストのミサ)。
なので、X(キリスト)mas(ミサ)。
ということで、Xmas が正しいそうです。
…とはいえ、ウィキペディアには、現在の英米の出版物や著名人のツイートにも X’mas と表記されている場合もあることなどを理由に、「X’masも間違いではない」という記述がありました。
なので、正しくは Xmas。
けれど、X’mas も厳しく駄目なわけではないらしい。
という感じに認識しておけばいいのではないかと思います。