ネコギツネの動画と画像~コルシカ島で数世代にわたるウワサの存在ネコギツネは新種⁈
フランス コルシカ島で発見された「ネコギツネ」
ネコギツネが新種なのかどうなのか…気になるところですが、存在を確認した、狩猟や野生生物を管轄するフランスの政府機関ONCFSは、在来種やヨーロッパヤマネコとはDNAが異なるため「新種」であると主張しています☆
新種だったらやはりなにやら嬉しい気持ちになりますね~。
まずはこちらがネコギツネの動画です↓
…動画中のネコギツネ、どうしてこんなに大人しいのかな?野生なのに?という疑問が湧きましたが…それはさておき、面魂があるいいお顔をしています。
ネコギツネの存在はコルシカ島では数世代にわたるウワサ
CNNニュースによると、
『「ネコギツネ」が初めて捕獲されたのは2016年だが、森林警備隊員らはこの動物に関するうわさが島中で数世代にわたり広まっていると話す』
『ネコともキツネとも判別し難いその見た目から地元で「ネコギツネ」と呼ばれている』
とのこと。
ネコギツネは金色の体毛に茶色の縞模様が入っており、夜間に狩りをして暮らしている動物なので、活動しているのは主に夜間ではないかと思われます。
コルシカで夜間ネコギツネを目撃した人の、猫のようだけどキツネのようでもある謎の動物の存在の話がウワサとなり、広まっているのでしょう。
たしかに、夜、猫よりも大きいけれど動きは猫で犬とは明らかに違う…そして「キツネのような毛色と尾を持つ動物」を見かけたら「ネコギツネ」と呼ぶのが自然かと思われます。
【コルシカ島】
フランス国立狩猟・野生動物事務局が新種のネコ科動物を発見したと主張~ふわふわのしっぽから付けた仮名は「キツネネコ」(chat-renard)。ゲノムを解析して証明されればそのうちリストの載るかも?#猫珍事【20minutes】→https://t.co/dkFCCvGr8l pic.twitter.com/TKAYHA4N15
— 子猫のへや (@konekono_heya) June 14, 2019
ネコギツネの身体的特徴
「ネコギツネ」には、イエネコとは違う以下の身体的特徴があります。
・普通のイエネコよりも体が大きい
・輪状の模様が入った太い尾を持つ
・「高度に発達した」犬歯を持つ
その他にも、幅広の大きな耳、厚くなめらかな被毛 などの特徴があります。
新種か、仏コルシカ島に「ネコギツネ」 16匹の生息を確認 https://t.co/BQ5sj13TvN @cnn_co_jpさんから
— hukeweb (@hukeweb) June 20, 2019
「#ネコギツネ」という、ひどくいい加減な翻訳のせいで情報が混乱していますね。本来は「#キツネネコ」です。 ✅新種とは断定されていない ✅少なくともヨーロッパヤマネコではない ✅ヤマネコとイエネコのハイブリッドである可能性大 【キツネネコについて】→https://t.co/wOOK3M1ZrM pic.twitter.com/h2pYaPopA3 — 子猫のへや (@konekono_heya) June 20, 2019
「ネコギツネ」という名称が、CNNニュースの翻訳で使われていたため広まっていますが、正しくは「キツネネコ」のようです。
新種の定義とは? ネコギツネは新種か?
「新種」の定義について調べました。
当然のことですが、単に発見しただけでは新種とはいえません…
新種
(英語表記)new species
新しく科学的に認知された種。新種は学名を記載した論文が発表された時点で正式に認められるもので、単に発見しただけでは新種とはいえない。
種の学名は国際命名規約(動物・植物・細菌でそれぞれ細かな規則が異なる)に従って、ラテン語で、ふつう属名と種(小)名の二名式で記載される。
亜種については亜種(小)名をつけた三名式が用いられる。
生物の名前には、学名のほかに、それぞれの地域で通用している俗名(和名や英名)がある。
和名については、個別の学会などで標準和名が定められることがあっても、厳密な命名の規則はない。引用~https://kotobank.jp/word/%E6%96%B0%E7%A8%AE-185441
ネコギツネは現在のところ、種としては、
これまで確認されていない種であり、その起源は数千年前のアフリカや中東にさかのぼるとみられる
ONCFSのピエール・ベネデッティ氏はAFPの取材に答え、DNA分析を通じ、ヨーロッパヤマネコとは異なる種類に属することが明らかになる可能性に言及。「リビアヤマネコに近い種だが、具体的にどの分類に属するかはまだ確定できない」と述べた。
引用~https://www.cnn.co.jp/fringe/35138761.html
DNA分析により、次第に明らかになるようです。
…これまで公になることなく、ひそやかに連綿と生命・種を繋いできたネコギツネ。
今後の追跡調査や研究によってその認知度が高まり、種の保全につながるよう、隊員らは期待を寄せているとのことです。
ネコギツネが発見されたコルシカ島の場所と風景画像
コルシカ島(コルシカ語: Corsica)、または、コルス島(仏: Corse、フランス語発音: [kɔrs])は、地中海西部、イタリア半島の西に位置するフランス領の島である。
面積は約8,680km2(日本の広島県と同程度)と、地中海ではシチリア島、サルデーニャ島、キプロス島に次いで4番目に大きく、人口は約30.2万人である。フランス皇帝ナポレオン1世の出身地として知られ、1980年代にはコルシカ民族解放戦線が活動して爆弾テロ事件を頻発させていたことでも知られる。
Wikipedia~https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%AB%E5%B3%B6
ネコギツネ16匹は、コルシカ島の人里離れた地域で発見されました。
この美しいコルシカ島の風景のどこかに、ネコギツネはいるのですね~…
…動画・画像で初めて出会ったネコギツネ。
ネコギツネが新種であるかどうかはさておいて、ネコギツネの種がこれからも静かに、平和に、力強く続いていくことを祈ります!