名古屋栄の丸栄、閉店の日にちはいつ?丸栄の後はどうなるの?
名古屋栄の老舗百貨店丸栄の閉店、営業終了の日にちが、
2017年12月18日(月)正式に発表されました。
名古屋の「4M」という言葉を知らない方も多いでしょうが、丸栄は「松坂屋」「(名古屋)三越」「名鉄百貨店」と並んで、頭文字が『M』で始まる、長年にわたり名古屋を代表してきた4つの百貨店の中の一つ。
その4Mの中でも、丸栄は1943年に創立され、74年続いた名古屋の老舗百貨店です。
名古屋栄の中心に、これまで存在して当たり前だった丸栄がなくなってしまう…老舗の灯が消えてしまうのは残念で淋しいです。
名古屋の大事な百貨店だった という気持ちになりますが、仕方ないですね…。
・丸栄の閉店、日にちはいつなのか?
・理由は?
・セールは?
・丸栄の閉店後はどうなるの?
を調べました。
※閉店セールについては、現在のところ、まだ公表されているものは見つけることができませんでした
※丸栄を取り壊した後、栄町ビル、ニューサカエビルも取り壊していくことがわかりました。
名古屋栄 丸栄の閉店日はいつ?閉店の理由は?
丸栄の閉店の日にちは、
2018年6月30日(土)
創立の1943年(昭和18年8月27日)から74年続いた営業が終了です。
現在の丸栄としての創業は74年ですが、丸栄の源流「十一屋呉服店」が名古屋で創業されたのは1615年。
そこから数えると、402年もの歴史がある、まさに老舗の百貨店がその灯を消すということになるのですね。
丸栄閉店の理由は『業績の低迷』
消費者の百貨店離れに加え、名古屋駅に2000年開業のジェイアール名古屋高島屋や、郊外型のスーパー・モールなど、買い物人口が栄から名古屋駅・他へと流出してしまった影響により、収益低下が続いていました。
さらに名古屋駅には2017年4月、高島屋ゲートタワーモールもオープンし、競争はさらに激化。
2017年7月には筆頭株主の興和が完全子会社化して経営再建を図るも、低迷から抜け出すことはかなわず、閉店へ。
また、建物の老朽化による雨漏りもあり、耐震性に問題があり、補強には巨額の費用を必要とし、なおかつ売場面積も極端に減るということも閉店を決めた理由のひとつ。
閉店後、丸栄の建物は取り壊されます。
丸栄の閉店後はどうなるの?
名古屋栄の丸栄、閉店後は建物は取り壊されます。
中日新聞に掲載された一問一答の中での、興和の山下副社長の答えによると、
「解体には15ヶ月ぐらいかかり、栄町ビル、ニューサカエビルを丸栄に続いて順番に壊していく」
とのこと。
丸栄の向かい側にある、栄町ビル、ニューサカエビルも壊し、広小路通りを挟んだ一帯の再開発が行われるようです。
「27年を目標に一帯を再開発し、今後50年残っていくような、地域住民に喜んでもらえる施設をつくりたい」
とのことです。
が、その前に
「2020年のどこかで、何らかの人が集まる施設ができれば。5年とか短い期間の施設になる」
とも語っているので、とりあえずは2020年をめどに建設される新施設で、5年間程度の短期間の営業がなされ、その後、2027年を目標に住宅や商業などの入る複合施設の開発が行われるようです。
丸栄閉店後は当分の間、あの一帯は工事が続きますね。
2027年…リニア中央新幹線が開業する年。
その時栄はどんな風景になっているのでしょうね?