大学の卒業式。姪が袴をキャンセルして振袖にした理由と卒業式当日の感想。
大学の卒業式。
女の子の服装は「小振袖に袴」がなんといっても一番多いようですね。
ですが、袴じゃなくて振袖はどうなんだろう? と思ってる方もいらっしゃるかもしれませんね。
そのようにお考えの方への参考になればと思い、今年(2014年)の3月に広島県の大学を卒業した姪が、袴ではなく振袖で卒業式に出席した理由、卒業式当日の感想などを書かせていただきます。
まず、振袖で大学の卒業式に出席する人はどれくらいいたのか(姪の大学の場合)?
についてお話すると、実際のところ、姪の大学の卒業式に振袖で出席していたのは、姪ともう一人の合わせて2名だけ。
洋装(スーツ)の人が1名。
あとの方はみなさん袴でした。
このことからも、大学の卒業式にはやはり圧倒的に袴の人が多いと思います。
なぜ袴がこんなに多いのか? については、
袴は学校行事の場面でしか礼装扱いにならないので、学校の先生にならない限り、礼装として袴をつけられるチャンスはこの時だけしかない。
ということと、
卒業式=袴 というイメージが定着している
というのが理由の大きな部分をしめているのではないかと思います。
ちなみに、振袖は未婚女性の正装なので、マナー的にはなにも問題はありません。
※礼装用の和服・・・女性の第一礼装 振袖、留袖
姪が振袖に決めた理由はいくつかあるのですが、一番の理由は、袴を履くことに特に憧れはなく、成人式用に買った振袖をとても気に入っていて、成人式以来着る機会のなかった振袖をぜひ着たい…と思ったからです。
手持ちの振袖に、袴だけをレンタルする方法もあり、姪の振袖を作った呉服屋さんでは、特典として「袴の無料レンタル」というサービスもあったのですが、振袖に袴は華奢な彼女にはちょっと重く感じられる?
ということと、↓姪の振袖は裾模様が一番メインな柄ということもあって、袴によってその柄が隠れてしまうのが残念…といった思いもあったようです。
そのうえ、帯も大好きなのだそうです。
袴に帯はつけられません…(笑)。
無料レンタルということで、当然のように初めは袴をレンタルしていたのですが、こういった理由から、結局袴のレンタルはキャンセルして振袖にしたのです。
髪形はショートボブなので、耳のあたりの髪をちょっとまとめて、そこに簪をさして華やかにまとめました。
卒業式当日。
袴姿のみなさんは、とってもキュートで、卒業式ムードたっぷり といった感じでした。
7割くらいの方がブーツを履いていました。
対して振袖姿は…。
身贔屓もあるかもしれませんが、華やかで品もよくて、よかったですよ~。
柄が全身にたっぷりで、帯も豪華。
「未婚女性の最高位正装」というのがうなずける品格に、振袖っていいな~と改めて感じました。
いつもの姪とはちがって、どこかのお嬢様に見えました(笑)。
卒業式の後の謝恩会の服装は、振袖をドレスに着替えて参加したようです。
プラダのワンピースをレンタルしたのだとか(15,000円くらい)。
お気に入りの振袖とプラダのワンピースドレスで、姪にとっては大満足な、心から嬉しい卒業式・謝恩会の装いとなったようです。
満足のいく服装で自信を持って卒業式や謝恩会に参加できるというのは、思っている以上に良い思い出となるようですね。
どうぞ後悔のないようによくお考えになってお決めください♪