数え年と満年齢【数え年のごく簡単な計算法】
数え年と満年齢って微妙に違っているので、満年齢はもちろん誰でもわかりますが、
「数えで幾つ?」となると、さっと自分の数え年を言える人は少ないようです。
数え年の数え方は、一度ちょっと覚えておくだけで、ずっと重宝する知識となります。
数え年の早見表を見る必要などない、簡単な計算法(というまでもないですが)をお知らせしますので、どうぞご覧ください。
[tip]数え年とは?
生まれた瞬間に1歳と数えます。
そして、新年を迎えるごとに、1歳づつ増えます。
お腹の中にいる間を0歳としたわけですね。
そして、生まれた瞬間に1歳になるのです。
昔は年が明けると誰もがみな、誕生日に関係なく、1つ年が増えました。
(なので、12月31日生まれの赤ちゃんは、生まれた日に1歳。翌日の1月1日で2歳でした…!)
昔は子どもの数も多く、一人一人の生年月日によって年齢を把握するのが大変だった というのも理由の一つです。
なので、昔はそれぞれのお誕生日(生年月日)は、特に祝うことはなかったようです。
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…というのが数え年なのですが、では、「自分の現在の年齢プラス1歳でいいの?」
というと…2つの場合によって違います。
それは、数え年を数える時が、その年の「誕生日を過ぎているかいないか」によるのです。
[note]数え年を計算する時が、その年の、
●誕生日を過ぎていたら…プラス1歳
●誕生日がまだだったら…プラス2歳
となります。[/note]
例えば、
●2014年11月1日現在で、2000年5月10日生まれの人の数え年は?
誕生日を過ぎているので、満年齢14歳にプラス1歳の「15歳」です。
●2014年11月1日現在で、2000年12月20日生まれの人の数え年は?
誕生日がまだなので、満年齢13歳にプラス2歳の「15歳」です。
誕生日前だったら、満年齢に2歳プラス、誕生日を過ぎていたら、満年齢に1歳プラス。
という、計算と言うほどでもない、このルールで数え年はわかります。
では、子どもの七五三や長寿のお祝いなどは、いつを基準に数え年を数えるの?
…とちょっと考えてしまいますが、七五三や長寿のお祝いは、昔は数え年で祝いましたが、現在では満年齢で祝うことが多くなっているそうです。
一応、数え年と満年齢の七五三の年齢を記載しますと、
●数え年3歳 (満年齢2歳)
●数え年5歳 (満年齢4歳)
●数え年7歳 (満年齢6歳)
となります。
また、厄年においては昔と変わらず数え年で数えます。
ちなみに、男性は、数え年で25歳、42歳、61歳。
女性は、数え年で19歳、33歳、37歳。
※赤字は「大厄」です。
数え年の数え方は、一度知ってしまえばどうということもない簡単なものです。
数え年というのは、日本では第二次大戦後、ほとんど使われなくなりましたが、韓国では今でも広く使われているそうです。