父の日の花束花の種類は黄色いバラ？その由来・意味は？他に人気の花は？

2015/05/12

母の日には「赤いカーネーション」というのは、知らない人はいませんね。

では、父の日の花の種類をご存知ですか？

父の日の花はバラで、日本では特に黄色いバラに人気があるようです。

ここでは、父の日にバラを贈る由来・意味、黄色の理由、花言葉と、バラ以外にはどんな花がプレゼントに人気なのかを調べました。

なお、父の日の花はバラですが、由来によると、「黄色いバラ」に限定されるというわけではありませんでした。

父の日の花の種類　バラの由来・意味

父の日の花が「バラ」という由来は、「父の日」誕生のいきさつからきています。

父の日が正式に国（アメリカ）の記念日として制定されたのは、1972年。

その始まりは、1909年にアメリカ・ワシントン州スポケーンのジョン・ブルース・ドット夫人が、男手1つで6人兄弟の自分たちを育てあげて亡くなった父親の愛への感謝に、教会の牧師にお願いをして、父親の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことから始まります。

末娘（女の子は一人だけ）のドッド婦人が、母の日はあるのに父の日がないことに対し、「父の日を作ってください」とお願いをしたことから始まったのです。

そして1910年6月19日に、最初の父の日の祝典がスポケーンで行われました。
（この祝典の際に、YMCAの青年が、父親が健在の者は赤いバラ、父親がすでに亡くなっている者は白いバラを身につけたと伝えられています）

その後、ドッド婦人は「父親に感謝する日を」と、牧師協会へ嘆願の運動を続け、1916年、アメリカ合衆国第28代ウッドロー・ウィルソン大統領が、スポケーンを訪問して父の日の演説を行ない、父の日が認知されるようになりました。

その後さらに50年の時を経た1966年、アメリカ合衆国第36代大統領リンドン・ジョンソンが、6月の第3日曜日を父の日に定め、1972年に、アメリカで正式に国の記念日として、「父の日」が制定されたのです。

「父の日の花はバラ」というのは、ドッド婦人が父の日に父親の墓前に白いバラを供えたことが由来となっています。
ここから、父の日の花束はバラという風習が始まったのです。
アメリカでは、父の日の花は「赤いバラ」となっています。

なお、6月第3日曜を「父の日」に制定している国は27カ国あります。
こんなに多くの国で、6月第3日曜を「父の日」としているんですね。

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6月第3日曜日を「父の日」に制定している国

日本、中国、プエルトリコ、アメリカ、インド、イギリス、カナダ、チリ、コロンビア、コスタリカ、フランス、トルコ、ペルー、スロバキア、南アフリカ共和国、シンガポール、ウクライナ、メキシコ、アイルランド、オランダ、ギリシャ、アルゼンチン、パラグアイ、キューバ、エクアドル、パナマ、ベネズエラ[/su_note]

父の日の花束　黄色いバラの理由は？

日本で「父の日の花は黄色いバラ」という意識が広まった理由には、1981年に設立された「日本ファーザーズ・デイ委員会」が開催している「父の日黄色いリボンキャンペーン」があります。

「父の日黄色いリボンキャンペーン」では、「黄色」を「父の日」のイメージカラーとし、「父の日にプレゼントを贈る際には、黄色いリボンを添えることを忘れないで」と訴えています。

感謝の気持ちを幸せや幸福の象徴である「黄色いリボン」に託して贈りましょうということです。

このことから、「父の日には黄色いバラを贈る」という風習に発展していきました。

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「黄色」は特別な色

日本では黄色は、幸福や希望の象徴の色。
イギリスでは古くから、｢黄色｣は身を守るための色とされていました。
アメリカにおける｢黄色いリボン｣とは、｢愛する人の無事を願うもの｣という意味があります。
世界各国でも、黄色や黄色いリボンは、「命にかかわる大切な色」「愛と信頼と尊敬を表す色」とされています。
また、風水では黄色は「裕福」の象徴です。
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ちなみに、黄色いバラの花言葉は「君のすべてが可憐」「嫉妬」「薄れ行く愛」「美」
･･･良い意味と悪い意味が入り混じっていて微妙です。。