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プリン体 納豆、豆腐、チーズ、卵、牛乳、バナナは多いの?少ないの?

2017/10/25

納豆

納豆痛風や高尿酸血症といえばすぐ登場するのが「プリン体」。

かつて、痛風の食事療法では、プリン体を多く含む食品は厳しく制限されました。

しかし現在では、食事で摂取されるプリン体よりも体内で作られるプリン体の方が多いことがわかってきため、極端なプリン体の制限は行われません。
(尿酸を作るプリン体の80~90%は体内で作られ、食事によって体内に入るプリン体の量は10~20%です)

食品を制限しすぎるとかえって栄養のバランスが悪くなることになりかねないからです。

 

とはいえ、プリン体を多く含む食品を大量に、連続して食べ過ぎてしまうことは避けたいですよね。

ということで、日常普通に口にするのにあまり目にしない、納豆、豆腐、チーズ、卵、牛乳、バナナのプリン体量についてを調べてまとめました。

プリン体を多く含む食品の一覧も合わせてご参照ください。

プリン体を多く含む食品一覧

プリン体の摂取量は1日400mgを超えないことが目安となります。

特に、100g当たり200mg以上の高プリン体食品は、多量に食べない、続けて食べ過ぎないことが大切です。

以下の食品は摂り過ぎないようにしましょう。

●プリン体がきわめて多い食品(300mg以上)

鶏レバー、まいわしの干物、いさき白子、かつお節、煮干し、干しえび、ちりめんじゃこ、しらす干し、あん肝(酒蒸し)、干ししいたけ

●プリン体が多い食品(200~300mg)
豚レバー、牛レバー、まあじの干物、さんまの干物、かつお、真いわし、大正えび、するめいか、レバーやもつ、いわしやさんまの内蔵類。

また、上記をご覧いただくと感じられると思いますが、煮干し、かつお節、干し椎茸など、和食のだしにもプリン体は含まれます。
ただし、1日お椀1杯に対して煮干し1、2匹程度の量ならば、プリン体量はわずかなので問題はありません。
(かつお節の場合はさらに少なくなります)
プリン体の少ないだしは、昆布だしです。



プリン体 納豆は多いの?少ないの? 豆腐や豆乳は?

納豆のプリン体は、意外にも少なくありません。

納豆100g中の総プリン体量は、113.9mg。

通常は1回に1パックの納豆を食べますが、1パック40gとすると、プリン体量は45.6mgとなります。

以下に挙げる豆腐と比較すると、納豆のプリン体の量は多目です。
※100g当たり50mg未満のプリン体量の場合、「きわめてプリン体の少ない食品」という基準となります。

 

豆腐、豆乳はプリン体量の少ない食品です。

なお、豆腐は冷奴と湯豆腐ではプリン体量は違います。

1/3丁(100g)の冷奴のプリン体量は31.1mg。
同量の湯豆腐の場合は、21.9mgです。

 

豆乳のプリン体量は、100g中22.0mgです。
1カップ200gの豆乳を飲むと、43.9mgのプリン体摂取となります。

 

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プリン体 牛乳は? チーズは? 卵は?

牛乳、乳製品はプリン体がきわめて少ないアルカリ性食品です。

アメリカの疫学調査では、乳製品の摂取量が多い場合、痛風の発症リスクは低下するとのことです。

高たんぱく食品で、カルシウムも豊富なので1日200mlを目安に、できるだけ低脂肪の牛乳を選んで飲みましょう。
牛乳が苦手な人は、無糖のヨーグルトもおすすめです。

牛乳のプリン体量は、200g(1カップ)で0.00mgです。

チーズのプリン体量は、20g1枚で1.1mgです。(チーズ100gでは5.7mg)

 

また、卵(鶏卵)1個(50g)のプリン体量は0.00mg。

卵にはプリン体はほとんど含まれません。
が、卵は尿を酸性化する食品のトップです。
尿をアルカリ化して尿酸の排泄を促すためには、アルカリ性の食品を積極的に摂る必要があり、また、動脈硬化予防の面からも、プリン体がきわめて少ないからといっても卵の摂り過ぎはよくありません。

プリン体 バナナは多いの少ないの? バナナはアルカリ性?

バナナはカリウムを含むアルカリ性食品。
高尿酸血症の食事指導でも、1日に1本の摂取はすすめられるそうです。

バナナのプリン体の量ですが、痛風のガイドラインでは果物のプリン体含有量の表記がありませんでした。
果物はおそらく影響がないためでしょうね。

とはいえ、ビタミン・ミネラルが豊富な果物にも尿酸値を上昇させる作用のあるとされる「果糖」が含まれているので、摂り過ぎないことが肝心です。

健康プリン体

Posted by admin