飛蚊症の症状が急に悪化!驚いて病院へ行った検査の結果は?
50代の私。
1週間ほど前から、突然ふと、
「これって、話に聞いてた飛蚊症だ。。」
という症状があらわれました。
視界に浮遊物がふわふわうじゃうじゃして気になる・・・。
周囲の人に聞くと、
糸くず、ゴマつぶ、蚊、煙、アメーバ など形はさまざま。
大きさもさまざま。
色も「黒い」という人や「白い」という人「半透明」という人もいて、これもさまざま。
感じ方や表現にもよりますが、飛蚊症の形容はいろいろです。
そして誰もが「年齢によるものなんだって~老化現象だね」と言い、
「慣れるよ」というので、そんなものかと思っていました。
飛蚊症の症状 「きらきら」出現
私の場合の飛蚊症の症状は、数日のうちに数が増え、やがて半透明の灰色の点々が視野いっぱい。
まるでプラネタリウムに映された星みたい。
視線の動きにつれて、それらがさぁ~っと一緒に移動してきます。
その点々ごしに物を見るのは当然見えにくいし、これ、ひどくなってきてない?
と気が滅入りました。
本が読めないんです。
このままほっとくとどうなる…?
とやや不安になりました。
そして次に気づいた症状は、時を同じくするある夜。
まばたきをすると視界の隅に「キラ」っと閃光が走るような…。
星というよりも光のすじのようなものが、まばたきの瞬間左目の外側の隅にキラキラっと。
これもちょっと気持ち悪いし、数日たっても止まない。。
悪化?症状がひどくなってる?と薄気味悪い。
放置しておいてはいけないかも。
一度病院へ行って検査したほうがいい。
と考えるようになりました。
※光が走る症状は「光視症」といい、飛蚊症と併発することが多いそうです。
飛蚊症が悪化
そうこうしつつも病院へ行くことを1日伸ばしにしてしまい、2~3日経った日の午後。
パソコン画面を見ていると、突然!!
これまでとは全く違う、黒くて濃い墨のような太い線が、
左目の下方から上へ向けて湧き上がりました。
その黒いもやもやとした筆で書いたような、にじんだ太い線が、尾をひくようにぐるぐると目の前をうごめく。
ちょうど、墨を水に落とした瞬間のようなものが、薄くもならずに動き続ける。
視野の1/3を塞ぐほどの大きな黒い墨模様に度肝を抜かれ・・・
これはただごとではない?!
とにかくこのままでは、ろくに見えない!
もしも「網膜はく離」だったら??!
と大慌てですぐに眼科へ。
飛蚊症の検査
眼科へ行き、待っている間に大きな黒い墨模様はやや小さくなってはきたものの不安でした。
看護婦さんに、突然黒く濃い模様が現れたことを伝えると、
「病気が原因でないかどうかを調べますね」
と告げられ、まず、視力、眼圧の検査。
それから診察と検査で、精密眼底検査、写真撮影。
散瞳剤をさして瞳孔を開いた状態にしたうえで、目を動かして(自分で、8方向に)、医師が網膜の隅々まで検査しました。
こんなに黒々とした大きいものが見えるので、おそらくただごとではないかも・・・
と心配でしたが、検査の結果、病気によるものではなく、年齢によるものだとわかり、本当にほっとしました。
一時的に濃い濁りがでたようです。
※その際は、横にならずに座っていると(身体を立てていると)重力で下に降りていきます と先生がおっしゃいました。
診察の際にいただいた飛蚊症の小冊子によると、飛蚊症は以下の目の病気のサインとなることもあるそうです。
飛蚊症の症状の急な変化は、目の病気のサイン
●網膜裂孔(もうまくれっこう)
●網膜剥離(もうまくはくり)
●硝子体出血(しょうしたいしゅっけつ)
●ぶどう膜園いずれも早期発見、早期治療が重要です。
上記の中でも、網膜に孔が開く網膜裂孔、網膜が下の層からはがれて硝子体のほうへと浮き出す網膜剥離は、放置すると失明にいたる恐ろしい病気。
その初期症状として「浮遊物」の数が急に増加するそうです。
私は今回、幸いにも「年齢によるもの」(老化現象)ということで、目薬や飲み薬などの薬も渡されずに帰宅しました。
年齢的な原因の場合は、髪が白髪になるのと同じような生理的な現象だそうです。
このタイプの飛蚊症の場合、治療の必要はなく、うっとうしいですが、慣れれば特に問題はないとのことです。
やれやれひと安心・・ですが、今後「浮遊物」の数が急に増加したら必ず来院するようにと言われました。
(念のため、1週間後にもう一度診察をすすめられました。)
飛蚊症は年齢によるものだけでなく、上記のような怖い目の病気が原因ということもあるので、一度は眼科医で検査をしておくと安心です。
特に、浮遊物の数が急に増えたら、必ず早急に眼科へ。
これは眼科でも強く言われました。
飛蚊症の検査、診察に要した時間は30分程度(待ち時間は別)。
ちなみに初診料、検査料金合わせて、費用は2,810円でした(国保家族)。
飛蚊症は治らないとも言われています。
できるだけ気にしないようにして、慣れていくしかないのかな。。