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マダニウィルス感染症 SFTSとは?潜伏期間や症状・予防は?

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2015年9月3日、石川県の60歳代の男性が、マダニが持つ細菌~SFTSウイルスによる新しい感染症『SFTS』(重症熱性血小板減少症候群)で亡くなりました。

亡くなった男性は8月下旬から症状があらわれ、「マダニに刺された」と話されていたとのことで、国立感染症研究所の検査によりSFTSが確認されました。

 

 

この『SFTS(重症熱性血小板減少症候群)』の患者は2013年1月に国内で初めて確認され、2015年8月下旬の時点での患者数は151人、うち死亡は約3割にあたる41人にのぼります。
現在のところSFTSウイルスに対する有効なワクチンはないそうですので、マダニに咬まれないことが重要です。

 

全てのマダニがSFTSウイルスを保有しているわけではありませんが、草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合・・・特にマダニの活動期である春から秋にかけては注意が必要です。
※マダニ類は家庭内で生息するダニとは全く種類が異なり、成虫は吸血前で3~8mm、吸血後は10~20mm程度にもなる大型のダニです。

 

また、マダニによるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染はこれまで国内では西日本を中心に発生しており、石川県~北陸地方で確認されたのは今回が初めてですが、これまでに患者が確認された地域以外でも、SFTSウイルスを保有したマダニが見つかっているため、SFTS患者の発生が確認されていない地域(現在のところは東日本)でも注意が必要です。

 

これまでにSFTS患者が発生した都道府県と、 発生の確認はされてはいないものの、SFTSウイルスを保有するマダニが確認された都道府県は以下となります。

 

●これまでにマダニ SFTS患者が発生した都道府県

九州・四国・中国・近畿地方の13 県(兵庫、島根、岡山、広島、山口、徳島、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島県)
今回、ここに北陸・石川県が加わってしまいました。

 

●これまでSFTS患者の報告はないものの、SFTSウイルスを保有するマダニが確認された都道府県

三重、滋賀、京都、和歌山、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、栃木、群馬、岩手、宮城県、北海道

なお、これまでにSFTSの患者の報告がされている国は、中国・日本・韓国です。

 

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マダニからの感染症『SFTS』(重症熱性血小板減少症候群)とは? 症状・潜伏期間は?

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、多くの場合、SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染、発症する病気です。

発熱・消化器症状が主な症状で、重症化した場合死亡することもあります。

※動物は感染しても発症しません。また、動物の血液等を介してSFTSに感染したという患者の報告はありません。

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マダニ SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の症状は?

原因不明の発熱
・消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)

上記の2つの症状が中心となり、時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸不全症状、出血症状(歯肉出血、紫斑、下血)などの症状が顕れます。

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マダニに咬まれた後に原因不明の発熱、消化器症状、血小板減少、白血球減少、AST・ALT・LDHの上昇が見られた場合にはSFTSが疑われます。

SFTSの潜伏期間は、咬まれてから6日~2週間程度です。
マダニに咬まれた後は数週間程度、体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けて下さい。

 

マダニ 細菌感染症『SFTS』の予防や対策は?

 

SFTSの予防は、「マダニに咬まれないようにすること」

そのためには・・・マダニの生息場所では肌を出さない服装で身を守りましょう。

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●マダニの生息場所・・・山・野・里など、鹿、いのしし、野ねずみ、野うさぎなどが生息する環境。
民家の裏山、裏庭、あぜ道、草むらなど。

●マダニから身を守るポイント

手、足、首などの肌の露出を避けることが肝心です。

・森林や草地に入る場合は、長袖や長ズボンを身につけて肌を露出しない。
・首にはタオルを巻いたり、ハイネックを着用する。
・軍手にシャツの袖を入れる、シャツの裾はズボンの中に入れる、ズボンの裾に靴下をかぶせる、長靴を履く。
・山では、草の上に直接座らない。
・着用していた上着や作業着はそのまま家の中に持ち込まない。
・衣類などにマダニがついていたら、ガムテープで取る。
・帰宅後、シャワー・入浴で身体をチェックする。
マダニの吸血時間は気づかなければ6日~10日に及ぶほど長いので、しっかりチェックして下さい。

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もし咬まれていることに気づいたら、無理にダニを引き抜こうとしてはいけません(マダニの口器が皮膚に残ってしまうことがあるため)。
切開してマダニを除去するのが一番確実ですので、すみやかに医療機関を受診するなどの注意が呼びかけられています。

 

マダニの全てがSFTSウィルスを持っているわけではないそうですが、不安はぬぐえるものではありません。
とにかく、咬まれないための予防と対策を行うことが大事です。

 

【SFTSウイルス媒介"殺人マダニ"からの身の守り方】
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参考URL 厚生労働省 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A