風邪の時の入浴法 熱が38度の場合は?温度や時間、入浴剤は?
風邪をひいて熱っぽいとき・・・
入浴してもいいのかどうか迷いますね。
日本は一般に、風邪の時は入浴禁止傾向にあると言われています。
私が小さい頃(約40年くらい前)も、
「風邪で熱がある時は絶対にお風呂は駄目」
と祖母に厳しく禁止されていました。
体力が消耗するし、湯ざめするから・・・というのが禁止の理由でした。
でも最近では、風邪と入浴の関係もちょっと変わってきています。
そこで、「風邪の時にお風呂に入ってもよいのかどうか?」
という疑問に対する答えを調べたところ、一般的には以下のようなものでした。
「38度の熱」ということもポイントの一つとなります。
風邪の時の入浴は熱が38度以上か?以下か?が目安
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●体温が38度以下で、体力がある場合は入浴OK
●熱が38度以下でも、体力がない場合は入浴は禁止
(入浴後、布団に直行できる場合はOK)
●体力があっても熱が38度以上ある場合は、お風呂は控える。
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熱が38度を超えるかどうかというのはわかりやすい目安ですが、
それよりも注意したいのが、体力があるかどうかということです。
風邪をひいて少々熱っぽくても、倦怠感などが強くなく、元気がある場合は入浴してもOK ということですね。
ただしあくまでもベストは、「入浴後は水分をしっかり補給して、温かい身体のままで布団へ直行」です。
風邪の際には入浴による血行促進、発汗で生化学反応が活発化し、免疫力が増強されるというプラスはありますが、同時に「消耗する」というマイナスもあるので、このプラスマイナスを意識してお風呂に入るかどうかを決めるとよいでしょう。
風邪の時のお風呂の温度・入浴時間・入浴剤・入浴法は?
風邪の時のお風呂の温度で理想的な温度は41度です。
41度という温度は、副交感神経が優位になるためリラックスでき、血行も促進され、免疫力のアップにつながります。
ですが、お風呂の温度には好みもあるので、ご自分にとって熱すぎずぬるすぎない温度で、心地よく身体が芯からあたたまった~と感じる程度の時間、入浴するとよいです。
いかにして「体力を消耗させず、血行を促進し、身体を温めるか」が風邪の時の入浴のポイントということです。
また、風邪の際の入浴方法ですが、風邪の場合のお風呂は、あくまでも洗浄よりも保温に重点をおきます。
ですので、身体を洗う必要もありませんし、シャンプーはおすすめできません。
入浴による体温の上昇でカゼウイルスを弱らせる。
そして入浴後、布団に直行して安静に休むことで免疫力が有効に働く。
という目的のための入浴なのだということを心にとめて、お風呂に入りましょう。
また、日頃はシャワーがメインのドイツですが、風邪の時にはユーカリやミントなどのハーブでできた風邪用入浴剤をぬるめのお湯に入れ、15分ほどつかるという療法があります。
風邪の際のお風呂にこんな入浴剤を使うと気分も改善されそうですよね♪